奥穂高岳-涸沢岳
初めてのテント泊での登山。
北アルプスの名峰、奥穂高岳に、上高地から涸沢カールを経由して登りました。
【ルート】
【日程】
※今回は正確なログを取っていないので、時間は写真・メモ等からの情報ですので若干正確性には欠けます
・出発~1日目 (歩行距離:約16km , 累積標高:+900m,-125m)
高松出発[9/18 21:00] – アカンダナ駐車場[9/19 3:30] – バスにて上高地バスターミナルまで[5:30] – 明神橋[6:30] – 徳沢[7:30] – 横尾[8:35] – 本谷橋[10:00] – 涸沢ヒュッテ[12:00]
・2日目 (歩行距離:約6km , 累積標高:約1050m)
涸沢ヒュッテ[6:40] – ザイテングラード取付[8:00] – 穂高岳山荘[9:10] – [10:20]奥穂高岳山頂[10:50] – [11:50]穂高岳山荘[12:10] – 涸沢岳山頂[12:50] – 穂高岳山荘[13:20] – 涸沢ヒュッテ[15:40]
・3日目~帰着 (歩行距離:約17km , 累積標高:+130m,-900m)
涸沢ヒュッテ[7:10] – 本谷橋[8:50] – 横尾[9:55] – 徳沢[11:00] – 明神橋[12:00] – 上高地バスターミナル[13:50] – アカンダナ駐車場[15:00] – [15:30]平湯温泉[17:00] – 高松帰着[9/21 2:00]
◆
【準備編】
初のテント泊なので、準備物が多岐に渡ります。
ただ、今回は同行者のテントに同宿させていただきましたので、自分で持って行ったのはシュラフ・マット等に限定されます。
・ザック:モンベル チャチャパック45L
・シュラフ:モンベル アルパインダウンハガー #2
・マット:銀マット 8mm
・その他:防寒ダウンジャケット、バーナ-、クッカー等
ザック重量は、約12kgでした。無駄なものも多く、もう少し軽量化が必要ですね。
なお、実はレインウェアを入れ忘れるという失態。でも、雨が降らなかったので助かりました(^^ゞ
【移動】
高速道路を使って、高松から淡路島~名神高速~東海北陸自動車道を通り、飛騨清見ICまで走ります。
そこからは無料区間の高山清見道路で高山市まで行き、国道158号で平湯のアカンダナ駐車場まで。
アカンダナ駐車場で荷物等の準備をしたら、駐車場からのバスに乗って上高地バスターミナルまで行きます。
バスは片道1160円、往復で2050円。
タクシーもありますが、有料道路代も必要なので、3~4人であればバスのほうが割安です。
通常では4:50が始発ですが、シルバーウィークということもあり、少し早くバスが出ました。
【1日目】
上高地バスターミナルでトイレ、登山届の提出等の準備をします。
朝早いのにかなりの人。トイレも少々の渋滞が発生していました。
その後は横尾まで約10km、ずっと川沿いの遊歩道を歩きます。横尾までは登山というより、ハイキングです。
ただ、荷物が重いので、かなりしんどいです…
道は歩きやすく、山にかかるもやが綺麗。
明神館で休憩。
引き続き、綺麗に整備された道を歩きます。
途中、小川があり、流石に水も綺麗。
横尾に着きました。ここで、槍ヶ岳方面と分岐になります。
僕たちは涸沢に向かいますので、横尾大橋を渡ります。
横尾から上は「登山道」になります。
道も狭くなり、徐々に勾配がついてきます。
途中で横手に屏風岩が見えます。クライミングしている人はいない模様。
横尾から1時間半、本谷橋まで来ました。
あ、保護レンズの上にPLフィルターを付けて撮っていたので、見事に四隅がケラれていますねぇ…(笑)
そこからは川から離れ、本格的な登り。
結構キツいです。
橋から2時間で、テント場である涸沢ヒュッテに到着しました。
まずはテントを設営する場所を確保し、テントを張ってから昼食としました。
涸沢カールの雪はかなりドロドロですが、結構残っています。
昨晩高松を出発してから、ほとんど睡眠を取っていなかったので、昼食後少しの昼寝。
テントの設営場所は石が多く、背中の痛みが心配でしたが、何とかなりそうな感じでした。
涸沢カールの紅葉はもう少し、というところ。あと1週間後が最高でしょうね。
天気がいいので回りの山がよく見えます。
夜はクッカーでご飯を炊き、カレーライスとしました。
が、ご飯が下の方、焦げ付いてしまいました(^^ゞ
18時頃には暗くなったのと、かなりアルコールが入っていたのでそのままバタンと就寝…
目が覚めたとき、星がよく見えたので少し写真に撮ってみました。
目視ではわかりませんが、少しガスが出ていますね。
【2日目】
朝は早くに目が覚めたので、テント場の写真などを取りながら過ごす。
日の出の時間が来ても、雲がかかっていて、期待したモルゲンロートは見えませんでした。
朝食は棒ラーメン。
初めて食べましたが美味しくない…(泣)
何とか完食し、不要な荷物をテントに残すなどの軽量化と、準備をしていよいよ奥穂高岳に向かって登山開始。
テントがかなりの数ありますが、これでもまだ少ない方。
涸沢小屋の中を抜けて、ザイテングラードを目指します。
しばらくの間は、木々の中を歩きます。
途中で、ちょっと大きな岩があったので、なんとなくポーズを付けてみました(笑)
この付近のナナカマドは綺麗に紅葉しています。
実も真っ赤です。
ザイテングラードはもうすぐ。
慎重に登っていきますが、思ったほどハードではない感じ。
石立山の方がよほどハードですね。ただ、落石には十分注意する必要があります。
ザイテングラードの途中から、涸沢カールのテント場を見ると、もう点のよう。
ザイテングラード取付から1時間ほどで穂高岳山荘に到着。
ここで更に荷物を減らし、最後の奥穂高岳にアタックする準備をします。
といっても、人が多く渋滞しているのでそれほどハイペースでは登れません。
すでに3,000mを超えていますが、息も切れず快適です。ペースもスローなので、回りの景色を楽しむ余裕があります。
天気がよく、遠くの山々まで見渡せます。
途中からジャンダルムもよく見えました。
一度は行ってみたいですね。
ジャンダルムの向こうは雲海が広がっています。
奥穂高岳山頂では、写真撮影の渋滞…
10分くらいは待ったでしょうか。記念写真を撮りました。
吊尾根の向こうは前穂高岳です。
そして、眼下には上高地。
あそこから歩いてきたのかと思うと感慨深い。
穂高岳山荘まで降りる時も、ハシゴ場での渋滞…(^^ゞ
かなり待たされました。
穂高岳山荘でカレーを補充して、奥穂高岳の反対側、涸沢岳に登ります。
こちらは短距離というのと、人も少ないのでサクッと登れました。
再度穂高岳山荘に戻ってから、朝来たルートを下山しました。
荷物を減らしてはいたものの、かなり疲れました。
下山後、涸沢小屋でビールと枝豆で乾杯。
アルコールが一気に染み渡ります(^^)
初日より、だいぶテントの数が増えているように思います。
やはり5連休なので、1日空けた人が多かったのでしょうか。
後は、翌日下山するだけ。
夜、ウイスキーを飲んでダウン…
【3日目】
最終日。
テントの撤収を行っていると、なんと今日は雲の切れ間から朝日が!
見事なモルゲンロートを見ることができました。
穂高岳山荘も、真っ赤な光りに包まれています。
撤収が完了したら、あとは下山するだけ。
荷物が重いので下山もキツい(^^ゞ
肩もかなりキていたので、ショルダーベルトをずらしたりしながら我慢して歩きます。
途中、休憩も兼ねて写真などを撮りながら…
なんとか明神橋まで到着し、ここからは川の対岸の遊歩道を歩きました。
ただ、この辺りはバスで気軽に来れるせいか、人が多い!
登山客1に対して、手ぶらの観光客20くらい(笑)
しかも、観光客の方が歩くのが速かったり(^^ゞ
精神的にも疲れました。
とは言え、せっかく来たので色々写真も。
水が綺麗で、池も透き通っています。
最後、見上げると奥穂高岳は雲の中。
◆
無事、上高地バスターミナルに着いたと思いきや、ものすごい行列…
なんと下山のバス待ちの行列でした(^^ゞ
アカンダナ駐車場に向かうバスを並んで待つのに軽く30分以上。
まぁ、待つしか無いんですが。
ちなみに、タクシーの方も行列がすごかったので、どっちが早いかは??
アカンダナ駐車場に到着後、平湯温泉に入り汗と疲れを落としてから、レストランで食事。
飛騨牛ステーキ定食を食べようとしたら売り切れで、飛騨牛ステーキ重を食べました(笑)
帰りの車で、高山市に向かう途中、すごい夕立がありました。たぶん、涸沢のテント場でも降ったでしょう。
1日ズレていたら雨に降られていた事になりますね。
そして、高山市から飛騨清見ICまでの無料区間では、ものすごい渋滞…
更に名神でも渋滞…
すんなり行くと6時間で帰れますが、9時間かかりました。つまり3時間分は余分に渋滞にハマっていたコトに。
ただ、ケガも事故も無く、無事帰ってこれたのが幸いでした。
頻繁に登山での遠征には行けませんが、また行きたいと思います。