剣山-次郎笈
立山に行くつもりが、台風が来て残念ながら今年は中止。
せっかくテントの準備もしたので、一度は使っておきたい、ということで近場の剣山に登ってテン泊を楽しんできました。
【ルート】
【タイムスケジュール 11/4】
見ノ越登山口14:30 – 15:20西島駅
【タイムスケジュール 11/5】
西島駅4:20 – 剣山山頂5:16 – ほら貝の滝6:55 – 8:00朝食8:30 – 渡渉ポイント9:30 – 剣山スーパー林道10:00 – 10:50奥槍戸山の家で昼食11:50 – 13:53次郎笈山頂14:05 – 15:07大劔神社 – 15:30西島駅でテント撤収16:18 – 16:35見ノ越登山口
◆
西島駅でのテン泊を予定していたので、出発は午後。
見ノ越から西島駅まで1時間足らずのほぼウォーキング。
もちろんテン泊用の荷物を持っているのでそれなりに重いですが…
天気予報では晴れるはずが、何故かピンポイントで雨。
小雨だったのが幸いですが、そこそこの風で、結構寒い…
今回の個人用のテントはインナーがメッシュの格安テントなので、ちょっと心配です。
先客は2組ほど。スペースに余裕は充分あるので、テントを設営し、夕食の準備。
夕食はメンバーがそれぞれ持参。
僕は野菜を予めカットしてきて、味噌煮込みうどんにしました。
その他、おでんやツマミで乾杯。
寒かったですが、あっという間に酔っ払い就寝(笑)
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翌朝は4時前に起き、準備をします。
朝食はしばらく歩いてから、ということで、早速行動開始。荷物は後で撤収に来るので、必要なものだけ持ってあとはテントに放置です(^_^;)
まずは剣山の山頂まで、ヘッデンで歩きます。
寒い…
山頂ヒュッテの温度計はマイナス5度の表示((((;゚Д゚))))ガクガクブルブル
しかも、山頂の風速は立っていられないほどなので、推定15m/s以上…
体感気温はマイナス20度…。雪山でもいけるくらいの防寒対策をしてきていますが、それでも寒くて長時間は無理な気温です。
予定では山頂でご来光を見ようと思っていましたが、早々に諦めて先に進むことにしました。
ホラ貝の滝方面に降りていくと、風が弱くなり寒さは一気に緩みます。
途中、霧氷が付いている木がありました。
徐々に夜明けが近づいてきて、山の向こうが明るくなってきました。
日が出ると、次郎笈が赤く染まりました。
モルゲンロートですね~。ありがたや~
一気に高度を下げ、ほら貝の滝まで来ました。
ちょっとトラブルが有り少し登り返したりして時間をロスしたので、山頂で御来光を待たなかったのが正解でした(^_^;)
ほら貝の滝をすぎると、渓谷沿いの道を歩きます。
丸太橋があったり、斜面沿いの狭い道を歩くので、滑落しないように歩く必要があります。
落ちると、川までドボンです(^_^;)
上の方の紅葉は終わっていますが、このあたりはまだ残っています。
剣山スーパー林道の近くまで来ると、渡渉ポイントがあります。
渡渉自体は問題なくできましたが、その後の取り付きの斜面が崩落していました。
大雨の影響か、木が崩れて道がなくなっています。
無理やり登って本来の道に戻りましたが、かなり大変。
と、ここで地図とにらめっこ。
本来のルートは東にぐるっと迂回して戻ってくるのですが、あと100mもまっすぐ登ればすぐ上のスーパー林道にショートカットできるのでは?
と考えて、取り付いてみます。
結果、ハードな登りでしたが、なんとかクリアしてスーパー林道に出ることができました。
これでかなり時間短縮できました。
そこからはスーパー林道を歩き、奥槍戸山の家にて昼食。
カツ丼(だったっけ?)を食べて補給。
さぁ、ここから気合いを入れ直して、次郎笈に登ります。
途中段々と展望が開けてきて、遠くまでよく見えます。
天気も回復し、暑い。
次郎笈に着きました!
ここまで来ると安心ですね。
しばらく休憩の後、下山します。
次郎笈から西島駅までの最短ルートは崩落のために通行止めで、一度大劔神社まで行く必要があってゲンナリしましたが、まぁそれも楽しみましょう。
西島駅でテントを撤収し、サクッと下山。
暗くなる前に下山することができてホッとしました。
暗くなっても問題ない装備では来ていましたので、焦りはありませんでしたが。
久しぶりにかなりの距離を歩いたので疲れましたが、近場の山とは思えないくらい色々と経験できた山行になりました。
総歩行距離は16kmほどでした。